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風邪や花粉症の薬を飲むと、眠くなる人がいます。
それは、クシャミや鼻水を抑えるための成分「抗ヒスタミン剤」の副作用です。
この副作用をうまく利用して、「寝つきが悪い」とか「眠りが浅い」と
いった一時的な不眠を改善する薬が、エスエス製薬から出ている
「ドリエル」です。ヒスタミンは脳を目覚めさせておく働きがありますが、
そのヒスタミンをブロックすることで催眠効果が発揮されます。
アメリカやイギリス、ドイツ、カナダでも、同じ成分を使用した薬が
売られています。日本でも、1回あたり1人1個のみですが、
自由に薬局で買うことができます。
「ドリエル」と同じ塩酸ジフェンヒドラミンが含まれた「ナイトール」。
これも一時的な不眠による寝つきが悪い、眠りが浅い症状の緩和に有効です。
飲みやすいキャプレットタイプの錠剤で、早く溶け出すので早く効果が現れます。
「ドリエル」「ナイトール」ともにですが、副作用を減らすために、
他の催眠鎮静薬や(鼻炎用内服薬、乗り物酔い薬、アレルギー用薬)とは
一緒に飲まないで下さい。また、急に眠気が襲ってきたりして危険ですから、
服用後は乗物や機械類の運転操作をしないで下さいね。

睡眠障害で、眠れないからと言ってすぐに睡眠薬を飲むのではなく、
まずなぜ眠れないのか、その原因を考えることが重要です。
寝ている時の環境や心理状態・夜間の仕事やシフトなどを含む
生活様式の変化・かゆみや発熱、頻尿などの身体因・うつ病や
不安神経症などの精神疾患因など、不眠のほとんどにはなんらかの
原因があるため、その原因を取り除くことが不眠症の解消につながります。
しかし、神経質性不眠症や幼児期発症性不眠症などの理由のない不眠や、
原因を取り除けない不眠の場合、精神安定剤や睡眠薬を使用することもあります。
以前は、睡眠薬と言えば、バルビツール酸系のものが主流でしたが、
これには習慣性の強いものや飲み方を誤ると死に至るタイプもあり、
睡眠薬を飲むことに対して神経質になってしまいがちでした。
現在使われている睡眠薬は、ほとんどがベンゾジアゼピン系のもので、
安全性の高いものになっています。